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2012/11/14日本サンゴ礁学会第15回大会 サンゴ礁保全委員会全体会のご案内

サンゴ礁保全委員会全体会を第15回大会(東京大学本郷キャンパス)に合わせて下記のように開催します。全体会は会員であるなしを問わず、サンゴ礁保全に関心のある方の参加を歓迎いたします。

ーー以下転送歓迎。

2012年11月21日(水)18:30〜20:30 理学部1号館3F336室

1. サンゴ礁保全の国際的動向
● 話題提供: 岡地 賢、安部真理子、中谷誠治
● 概要:
 今年度は、ICRS、IUCN、COP11 など、サンゴ礁を含む、自然環境保全関連の国際的イベントが多く行われました。本自由集会では、サンゴ礁保全に関する国際的動向について報告し、国内でのサンゴ礁保全活動とのつながりと今後の方向性について議論します。

● 報告概要:
 オーストラリア政府は、グレートバリアリーフ利用者に課すリーフタックスの導入やゾーニングプランの見直しなど、最近の十数年間にサンゴ礁保全策を強力に推進してきました。それでもなお、1985 年から現在までの27 年間で平均サンゴ被度は半減しています。モニタリングデータの解析結果に基づいて新たなサンゴ群集の保全策を検討するため、ICRS の直前にケアンズ近郊で開催された関係者会合の概要を紹介します。(岡地)

 IUCN(国際自然保護連合)は1948 年に設立された国家、政府機関、非政府機関で構成された国際的な自然保護機関です。今年9 月6 日〜 15 日に韓国の済州島で行われた、4 年に1 度の大きなイベント;第5 回世界自然保護会議には、世界180 カ国余りの約1100団体から1万人を超える参加者があり、気候変動や生物多様性などのテーマのもと、さまざまな分野の議論が行われました。海洋の保全についての概要を紹介します。(安部)

 ミクロネシアでは陸域の20% と沿岸海域の30% を効果的に保全しようとするミクロネシア・チャレンジが2006 年に開始されました。パラオでは保護区ネットワーク法の施行によりこれを達成しようとしています。また、2009 年には必要なコストを賄うため環境税が導入されました。これらの仕組みと背景、将来の課題について報告します。(中谷)

2. サンゴ礁学会レクチャーシリーズへの協力について

3. 最近のサンゴ移植動向・サンゴ礁保全行動計画(アクションプラン)と保全委員会の今後の取り組みについて

4. その他、委員会メンバー報告等

 
 
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