サンゴ礁イラスト
 

公開シンポジウム

第25回大会は,無事に終了いたしました。
ご参加下さいましてありがとうございました。

一般公開シンポジウム(参加無料)

 
「サンゴ礁で獲れる魚たち~~サンゴが減ると魚も減る?」

 
日時:2022年11月13日(日曜日) 9時00分~12時30分

 
会場:石垣市民会館中ホール

 
主催:一般社団法人日本サンゴ礁学会

【概要】
 シンポジウムの趣旨: 沖縄県では1998年に大規模なサンゴの白化が起こり,サンゴ礁生態系に大きな影響を与えた。サンゴ白化後のガレ場には藻類が繁茂するため,藻類食魚類の増加を促すことが予想される。沖縄県水産海洋技術センターの漁獲統計でも,1998年の白化の数年~7年後に藻食魚(ブダイ科・ニザダイ科・アイゴ科・イスズミ科)の漁獲量が一時的に増加している(太田ら,2016)。このような漁獲量の短期的増減は,資源量の増減を反映しているわけではなく,周辺海域に生息する個体の集合や離散が原因であると考えられる。一方で,サンゴを餌などとして直接利用する生物の増減により,間接的な影響を受ける漁獲対象魚種・資源も存在すると考えられる。このようなサンゴの減少が生態系に与える影響について,特に水産魚種に焦点を当てて既往の知見を整理し,その増減機構を解明するための課題について議論する。

 要旨集はこちら

【スケジュール】
 9:00ー9:05:挨拶
 9:05ー9:10:趣旨説明
 9:10ー9:35:石西礁湖におけるサンゴ群集への大規模白化による攪乱
  中村崇(琉球大学)
 9:35ー10:00:魚類とサンゴの関係について
  名波敦(水産機構)
 10:00ー10:25:サンゴ礁生態系における藻食性魚類の摂餌による藻類等除去機能の評価
  秋田雄一(沖縄県)
 10:25ー10:35:休憩
 10:35ー11:00:漁業データを用いた沖縄のサンゴ礁生態系の評価
  太田格(沖縄県)
 11:00ー11:25:サンゴ礁性魚類資源の管理単位について
  今井秀行(琉球大学)
 11:25ー11:50:漁獲対象魚種の生活史特性から考えるサンゴ白化への応答
  下瀬環(水産機構)
 11:50ー12:30:総合討論

 
 
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